サンティアゴでの生活② [チリ留学記]
おはようございます。
サンティアゴでの新生活シリ―ズ第2話です。
5/30(水)
この日は朝からPolicía de Investigaciones de Chile、つまり警察に行って外国人登録のための必要書類をもらいに行きました。
場所はサンティアゴの中でも中心部、いわゆる旧市街と呼ばれるところでしょうか。
今までは「ゆうて日本と変わらんっしょww」などと高をくくっていましたが、ここはやべえ。
街も危険そうだし、この警察に大量の移民が流れ込んでいるのです。コロンビアやベネズエラ、ハイチから来ているらしい。
この写真を撮るのが精いっぱいだったよ。
早朝から並んでいる人が多いそうで、そうした人に食べ物を販売する商人まで現れる始末。
数時間待ち、よく分からない面接を受けて書類をもらい、終了。
丸の内のような雰囲気。
そこからは歩いてモネダ宮殿という大統領府に歩いていきました。ホント、少し場所を移動するだけで雰囲気が変わるんですね。
さて、移動手段についても少し。
東京メトロの5億倍くらい暗い。
サンティアゴにはメトロという地下鉄が張り巡らされており、Bipカードという要はチリ版Suicaで乗ることができます。
変わっているところとしては、
・車内で(勝手に)お菓子を売っている人が多い
・女性に対して席を譲る
・混雑時の人々の動き方が山手線のそれよりもはるかに悪い
といったくらいでしょうか。
スリが横行しているので荷物には気を付けないといけませんが、どこもそんな感じな気はしますね。
その後は家に近くまで戻って携帯のSIMカードを買い、無事通信できるようにして終了。
相変わらず、昼寝が9時近くまで及んでしまうのは変わっていません。単純に疲れな気もしましたけどね。
また続きます。
サンティアゴでの生活① [チリ留学記]
さて、空港で一夜を明かしたあとはタクシーで家まで移動しました。
ここでは現地の日本人およびチリ人のスタッフが同行し、生活に関するあらゆる面で手助けをしてくださいました。どれもこれもはじめてのことだったので、日ごとにざっとまとめておきます。
5/29(火)
まずは部屋に入って大家さんから説明を受けます。大家さんが英語を話せることにびっくり。
ちなみに居住地域はかなり治安が良いところで、夜に女性が一人で出歩いているのを見かけるくらいです。
たまに叫び声とかが聞こえてきますが、それは日本でも聞こえてくるでしょ。
1人でこの広さ。
換気扇がない、エアコンがない(キツイ)など若干アレな点はあるものの、内装は綺麗で広く、満足です。
テレビをつけるとCNNなのにスペイン語の放送が。CNN Chileなんてあるんですね。
さて、その後はスーパーへ。化粧品みたいなどぎつい臭いがしますが、どれも日本のスーパーでは見かけないものばかりで、中々興味深いです。
値段は日本の半分くらいでしょうか。ものにも寄りますが。
買い物袋は持参しなくてはならないのと、万引き防止の私服警備員が仰々しいのが印象的でした。
一部しか撮影していません。
お待ちかねのワインですが、99%はチリ産。日本でもおなじみの、Casillero del Diabloとか、Sunrise、Conosurなどが並びます。
Casillero del Diabloといえばキリンが大体的に宣伝していますが、こっちでも扱っている量は他よりも多いです。
輸入物と言えば少しスプマンテがあるくらいですかね。
時差ボケのせいか、少し昼寝したつもりが7時間くらい熟睡していました。
そういえば自炊しないといけないんだった。
長くなりそうなので、この辺で。
サンティアゴで空港泊 [チリ留学記]
チリ首都・サンティアゴ国際空港(アルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港:SCL)に到着しました。
空港の到着ロビーに出ると、”taxi?”と怪しげなおっさんが寄ってきますが、絶対に乗ってはいけないとのことでした。
さて、無事についたかのように思えますが(いや実際無事だったのですが)、アホなことにダラスでの55分乗り換えを失敗すると予想していたため、1日早く着いてしまったのでした。
今回のチリ留学は大学同期との2人で行くことになっているのですが、相方は翌日早朝に到着します。そして現地の方は朝7時半にお迎えに来ることになっています。
今は朝7時、外は暗い。荷物も重いです。普通に考えたらホテルに泊まるべきでしょう。
安全なホテルは空港の目の前にある綺麗で新しい、Holiday Innで、距離的にもここしか使えませんが、クソ高いのです。当日だと15000-20000円します。勘弁してください。
というわけで、空港泊することにしました。
とりあえずその辺でうずくまる。
夜来て早朝の便に乗るとかならともかく、ここでこれから文字通り24時間過ごさなきゃいけないってのは絶望的でしたね。
今まで空港泊したことがなかったのでそもそも24時間空いているのかとか、どこで過ごせばいいのかとか、いろいろ不安なことはあったのですが、結論から言うと怪しい人がいることを除いて大丈夫でした。
というのも、
・24時間空いているカフェやレストランがある
・空港内は明るいまま
・人が結構いる
からです。空港内には24時間対応の荷物預かりサービスがあるのも大きいです。1日1000円くらいしますけど、リュックだけになった時の安心感がすごすぎました。
ただし、仮眠室のようなものはなく、(これは調べていないですが)ラウンジも24時間ではなかったような気がするので、QOLが激減することは間違いありません。
案内ディスプレイがたまに置いてあるけどイマイチだよ。
空港のスタッフに聞いたところ、1階はやめておいた方が良いとのことでした。理由はよく分かりませんが、単純に汚いです。
注意することとしては、
・手ぶらでキョロキョロしている怪しいやつがいる
・音楽がうるさくて眠れない
・困ったことがあっても英語が使えない
くらいです。
ちなみに電源は1階のレストランのところにあるのを見つけました。僕は3階ロビーの床に穴が空いておりそこに電源を見つけたので、床に座り込んでレポートを書いていました。
あとはベンチで寝てたりしましたが、熟睡できるはずもなく。
夜中はパン屋のカウンターで夜が更けるのを待っていました。スぺ語の勉強をしていたりしましたが、頭に入らねえ…。
朝3時のチェックインカウンター。
明け方は5時くらいから便があるようなので、3時にはいきなり人でごった返します。写真には写ってないけど右側はすごいことになっていました。
ちなみに空港泊している人はかなり多く、家族連れが床で寝ているのを見たくらいです。すげえ。
4階から見た早朝の3階の様子。
そんなこんなでなんとか乗り切り、朝は無事お迎えが来ましたとさ。
そういえば$って書いてあってもチリペソ(CLP:1CLP=0.17円)かUS$かは決まっていないようです。例えば荷物預けは$16、ペットボトルは$1000くらいでした。どっちがどっちでしょうね。
この1日だけでだいぶ生命力が強くなった気がしますね。
次回からはいよいよ、チリ・サンティアゴでのまともな生活がスタートします。
成田からサンティアゴまで [チリ留学記]
この記事では成田からサンティアゴまでの道のりについてまとめておくことにします。
飛行機に長時間乗るのも、時差ボケが起こるのも、別の大陸に行くのも初めてのことだったので、何がなんやらって感じでしたね。こんなに未知の体験をいきなりしていいのか。
5/27(日) 成田→ロサンゼルス→ダラス→サンティアゴ
出発当日に2回目の狂犬病の予防接種をしようとするも、タイムアップで無事ゲームオーバー。怖え。
日本で食べた最後のご飯は、富士そばのかつ丼。
荷物が多かったので、家族が車で成田空港まで連れてってくれました。実はこの空港、3日前に公衆衛生学実習で来た場所なんですよね。変な感じ。
空港で少しおみやげとか買ったあと、数年ぶりのチェックイン、そして搭乗口へ。
ドキドキ。
NRT17:25 → LAX 11:15
購入したチケットはLATAM航空のLA7456便ですが、運航はJALです。コードシェアというやつでしょうか。
機内にはアメリカ人が多くてビビる。そしてこれはあとで気付いた事なんですが、JALの機内サービスって素晴らしいんですね。さすがジャパン。
離陸後間もなくして夕飯が出てきました。エビのビスク風カレーだって。洒落てませんか?
正直魚醤の香りは好きじゃない。
これも初めて知ったのですが、機内って飲み放題(貧乏人)なんですね。しかもアルコールも。思わず白ワインを、とお願いしたら、フランス、Côtes du Gascogneのワインが出てきました。
前日の夜に「日本で最後に飲むワインはやはり甲州を...」と格好つけていたのですが、あっさり崩れてしまいました。
夕飯後はいきなり消灯。まあ寝ましょう。寝られなかったけど。
「蔦」プロデュースの汁なしそば。すげえ。
と、思ったら6時間ほどしておはようございます、朝食でございます、とのこと。フライトは8時間くらいですが現地はもう昼前なので、このくらいの時間で朝食が出てくるわけです。夕飯と同様に少し凝っていてGood。
そして朝食後にロサンゼルス国際空港に到着。
日本語がない...!
初米国に若干テンションが上がりつつ、現地の英語が聞き取れなくて困ることがしばしば。発音がスペイン語のような訛り方をしていたのですが、やはり南部だからなのでしょうか。
トランジットは3時間ほど。少しウロウロ。
外に出たらサブマシンガン抱えてる警察がいてチビッたよ。
適当にパンを買ったら$16で泣きそうになりました。
LAX14:25→19:30DFW
これもまた、LATAM航空ではなくAmerican Airlinesの運航でした。今度こそ日本語が一切通じません。というか日本人が見当たりません。こんなところでアウェイ感を感じてはいけないと自分を鼓舞する始末です。
機内サービスはJALとうって変わり、おっさんやおばさんが気前よく対応してくれます。泣いていた赤ちゃんをうまくあやしていたのは印象的でしたね。
3時間ほどでダラスフォートワース空港に到着しました。国内便だからあんなにラフだったのか。
どこですかここは。
ダラスでの乗り換えはたったの55分で行うことになっていたものの、難なくクリア。本当はクリアしてほしくなかったのですが、仕方がありません。
5/28(月)DFW20:25 → SCL06:52
正直日付はよく分からんことになっているので、適当です。
次に米国に来るのはいつになるんだろう。
さていよいよチリへ出発です。周りからはスペイン語ばかりが聞こえてきます。もはや英語が聞こえたら安心するレベル。
やはり気になるのは機内食。chicken or pasta?という謎の聞かれ方をしたので、pastaといったら炭水化物しか入っていませんでした。勘弁してください。
写真で見たような、ザ・機内食という感じ。
ここでも白ワインを飲んでリラックスしようとします。うーん、落ち着かない。
そして機内は消灯して寝ようとしますがやはり寝られない。というか今俺の体内時計は何時なんだ。
案外、日本時間を計算するとホッとしてしまうものなのですね。
7時前にしてこの暗さ。そして寒い。
9時間ほどのフライトを終え、ついにチリ首都、サンティアゴのアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港に到着。長かった。ヘトヘトのはずですが、やはりストレスがかかっているんでしょうか、疲れや眠気は感じません。
ついに来てしまった。
荷物を引き上げ、「スペイン語を高速で捲したてられるため対応不可能」と聞いていた入国審査、そして厳しいことで有名な税関も無事通過。良かった。
本当にキツいのはここからだったのですが、それはまた次の記事で触れることにします。
chao!